『フーガ』の面白さは「今までの日本製ダンパーじゃ高級車などできない」とハッキリ決めたことにある。
日産が総力を挙げて開発した新エンジンや『スカイライン』用に開発された路面からの細かい上下動を吸収する“リップルコントロール”付きのダンパーを採用するなど、コンパクトカーの意欲作なのだけれど、残念ながら狙いに届いていないようだ。
ドイツの質実剛健なモノ作りを継承しているオペルだが、新しい『アストラ』には質実剛健さにプラスして所有する歓び、乗る歓び、操る歓びを備えた。
レベルの高いクルマをスズキが作ったことに驚いた。ヨーロッパも含めた世界戦略車というが、デザインも含めてじゅうぶんに通用すると思う。
『マークII』から大きく飛躍しようと思ってなのかXの名前になった。ちょうど『クラウン』がゼロクラウンになったのとよく似ている。
フロントヘビーを感じさせないコーナリング性能はもちろんSH-AWDのおかげだ。アクセルペダルを踏み込みながらコーナーを立ち上がっていくとき、アウトに膨らむどころか少し内側に回り込んで来ると思えるほどインをキープできる。
ひとくちに『フーガ』といっても完全なスポーツ志向のGT系とコンフォート志向のXV系の2種類ある。そこでどのクルマの印象を話そうかと迷ったが、350GT FOURに的を絞ろう。
日産もいよいよ本物を作ってきたなと感じるのが『ティーダ』だ。いままでなりゆきで作ってきたものを捨てて、新しい発想でよいものを作るにはどうしたらよいかを考えた結果が出ている。
ボディ前半のスタイリングが絶句するほどカッコ悪い。あのハゲ上がった額みたいなボンネットは、対歩行者傷害軽減のためなんだろうか。そうだとしても、あんなにカッコ悪くするこたぁないだろうに。
どんなにアメリカナイズしても、エクステリアデザインにほんのり香る演歌調。個人的にはそれを除けば、とてもいい高級セダンだと思いました。