ハイテクセクターを中心に値がさ株に買い戻しが入り、全体相場は反発。円相場も軟化したが、自動車株には下げる銘柄が目立った。日産自動車、トヨタ自動車がともに3日続落し、トヨタは3000円割れ寸前まで下落。ホンダも前日比50円安の4670円と、4日ぶりに反落した。
いすゞ自動車は4日、東京証券取引所で記者会見を開いて、井田社長が最近の株価の動向についてコメントを発表した(既報)。3日にドイツ証券が端末操作のミスから、9000万株の売り注文を出し、それが原因で株価が急落したことが発端。
東京株式市場で3日、いすゞ自動車株に大量の売り注文が出たことについて、4日午後、いすゞ自動車・井田義則社長は東京証券取引所で記者会見を開催し、同社株価の動向について説明すると共に、親会社のGMからも声明が発表された。
米大手企業、国内上場企業の経営破たんから企業経営への不安が高まり、全体相場は3日ぶりに反落。自動車株もほぼ全面安となった。中でも、いすゞの下げが目を引いた。
米国株式の反発、為替円安を好感し、全体相場は小幅ながら続伸。しかし、自動車株は高安まちまちとなった。前日と打って変わって、大手3社がそろって軟調。日産自動車が前日比2円安の608円、ホンダが20円安の4670円と利益確定の売りに押され、ともに反落した。
米国株式の続落を嫌気し続落して始まったが、買い戻しが入り全体相場は3日ぶりに小幅ながら反発。自動車株も主力株を中心に反発した。大手3社がそろって上昇したものの業績面での明暗が株価にくっきり映された。
利益確定の売りが広がり、平均株価は4日続落。円相場は1ドル=124円台半ばに続落したが、自動車株も全面安となった。
先高期待が膨らみ、全体相場は続伸。平均株価は約3カ月ぶりに1万1000円台を回復した。自動車株は、1ドル=124円台に円安が進行したことを受け全面高となった。
米国株安を嫌気し、朝方こそ下げたが、買い戻しが入り、全体相場は小幅続伸。しかし、自動車株は下げる銘柄が目立った。下期の販売計画を下方修正した富士重工業(スバル)が、38円安539円と大幅続落。マツダ、三菱自動車工業がさえない。
前日の下げに対して押し目買いが入り、全体相場は反発。円安が1ドル=123円台に進行したが、自動車株は高安まちまちとなった。トヨタは好決算を背景に買いが持続しているのに対し、日産は利益確定の売りに押された。しかし、600円台はかろうじて保った格好だ。