米国株高を好感し、全体相場は8日ぶりに反発。円安が1ドル=132円台半ばまで進んだため、自動車株はほぼ全面高となった。
日産自動車が、前日比18円高の736円と反発。出来高は市場第6位とボリュームアップした。円安に伴う業績の増額修正期待に加え、日本企業最大となる個人向け社債800億円の発行も市場は評価。リストラが功を奏し、持ち合い解消の売り圧力が小さい点も好材料とされている。さらには、新型『マーチ』の登場も近いなど、材料には事欠かない。
トヨタ自動車、ホンダがともに100円高と反発し、株価2ケタのいすゞ、日産ディーゼル工業もしっかり。この日下げたのは、4円安のマツダだけだった。