米国株式の下落を受けて、全体相場は小反落。その中で、自動車株は比較的堅調な動きとなった。
日産自動車が、前週末比12円高の748円と続伸。出来高は市場第3位と膨らんだ。先週は個人向け社債の発行が話題になったが、この日は課長以上の幹部を対象としたワラント債(新株引受権付社債)の発行を発表。株価の上昇につながる業績アップへのやる気を引き出す政策で、市場でも前向きに評価している。
ホンダも90円高の5200円と続伸。円安による業績上方修正期待が大きく、大口投資家が新規投資に乗り出しているようだ。マツダが反発し、三菱自動車工業、富士重工業(スバル)もしっかり。トヨタ自動車は、前週末比変わらずで終わった。
この日下げたのは、ダイハツ工業1社のみ。今年度の海外販売台数が2ケタ増見込みながら、2円安の485円だった。