米国株式の大幅安、政局不安、ハイテク企業の業績悪化と悪材料が重なり、全体相場は続落。平均株価はついに、昨年10月10日以来の1万円大台割れとなった。おまけに円相場が1ドル=132円台に反発したとあって、自動車株は連日の全面安。
ホンダが前日比40円安の5270円と続落し、日産自動車は売りが膨らんで出来高は市場第3位。トヨタ自動車も110円安の3380円と、半月ぶりに3400円台を割り込んだ。この日上げたのは、2円高の日産ディーゼル工業のみ。もっとも、ホンダとトヨタについては米国市場での販売が好調だけに、先行きを警戒する声は聞こえない。
株価は続落した日産だが、個人向け社債の売れ行きが絶好調。MMFの元本割れや銀行のペイオフ控えで運用難とあって、個人の資産運用の格好な対象となったようだ。