今や定番、クラシック・ミニ終盤に登場した「ポール・スミス」【懐かしのカーカタログ】

ポール・スミス ミニ(1998年)当時のカタログ
  • ポール・スミス ミニ(1998年)当時のカタログ
  • ポール・スミス ミニ(1998年)当時のカタログ
  • ポール・スミス ミニ(1998年)当時のカタログ
  • ポール・スミス ミニ(1998年)当時のカタログ
  • ポール・スミス ミニ(1998年)当時のカタログ
  • ポール・スミス ミニ(1998年)当時のカタログ
  • ポール・スミス ミニ(1998年)当時のカタログ
  • ポール・スミス ミニ(1998年)当時のカタログ

“ポール・スミス ミニ”。このクルマはいうまでもなく、ファッションデザイナーのポール・スミスと『ミニ』とのコラボレーションにより誕生したモデルだった。1998年に1500台限定で日本市場でも市販化された。

【画像】ポール・スミス ミニ(1998年)当時のカタログ

写真のカタログは当時の4つ折り・厚紙のカタログ。裏表紙にはROVER JAPANの記載がある。ミニの生産は2000年までだったから、まさに終盤に登場したクルマだった。

ポール・スミス ミニ(1998年)当時のカタログポール・スミス ミニ(1998年)当時のカタログ

写真の“ポール・スミス・ブルー”はお馴染みだが、ほかに“オールド・イングリッシュ・ホワイト”、“ブラック”の計3色のボディ色を設定。ホイールアーチスパッツもボディ同色。アルミホイールは純正のデザインだったが、8本スポークがチャコールブラックに。外観ではほかにボンネットバッジ、ブリテン島を模ったグリルバッジやエンブレム、リアウインドゥのロゴデカール、トランクリッドのGBバッジなどを専用に装備した。

ポール・スミス ミニ(1998年)当時のカタログポール・スミス ミニ(1998年)当時のカタログ

インテリアではボディ色のインパネやその上のステッチが施された本革のアッパーフェイシア本革のシート、ステアリング、ドアポケットを装備。3連のメーターはスミス製。グローブボックスは内部が使途レスグリーンに塗られ、リッド裏にはリミテッド・エディションのプレートが貼られていた。

ポール・スミス ミニ(1998年)当時のカタログポール・スミス ミニ(1998年)当時のカタログ

そのほかエンジンタペットカバー、プラグコードや冷却ファン、そしてトランクを開けると見えるガソリンタンクもシトラスグリーンに。まさにジャケットの裏地の意表をついた配色そのままの、ヴィヴィッドで楽しげなポール・スミスのセンスが生かされていた。

なお写真のうち、ハードカバーのノートとハンカチは、筆者の私物。クラシック・ミニに乗っていた頃、気分だけでも……と入手したもの。確か同じカラーリングのミニが、当時の東京モーターショー会場でも展示された。

ポール・スミス ミニ(1998年)当時のカタログポール・スミス ミニ(1998年)当時のカタログ
《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

教えて!はじめてEV

特集