BMWグループは、ドイツ・ライプツィヒ工場が創立20周年を迎えたと発表した。
生産開始以来、約400万台の車両を製造し、これまでに56億ユーロ以上の投資を行い、6680人の従業員を擁している。現在は計1万1600人以上が勤務し、生産効率と柔軟性の向上に努めている。
ライプツィヒ工場は、BMWとMINI両ブランドの車両を同一生産ラインで製造する世界でも唯一の拠点であり、内燃機関車からハイブリッド、電気自動車まで幅広く対応している。稼働は3交代制の24時間体制で、2025年には約24万6000台の新記録を目指す。
BMWグループの生産管理担当、ミラン・ネデリコビッチ取締役は、「ライプツィヒの革新性とデジタル化の進展が今後のグローバル生産網において重要」と述べている。また、ペトラ・ペーターへンゼル工場長は、「初の電気自動車BMW i3をはじめ水素技術の導入など革新を強調し、今後も数億ユーロの投資を続けて新世代車両製造に備える」と語った。ザクセン州のミハエル・クレッチマー首相やライプツィヒ市長バークハルト・ユング氏も、工場が地域経済に与える大きな影響と将来への期待を表明している。
BMWグループは世界30以上の生産拠点を持ち、2024年には世界で245万台超の車両を販売。持続可能性を重視した事業運営を進めている。





