ヤマハ発動機は2月4日、『XSR900』など8型式・10車種、計1万3624台のリコールを発表した。エンジンコントルールユニットの不具合によるもの。不具合件数は274件で、事故はおきていない。海外市場から情報で判明した。
エンジンコントロールユニットのプログラムが不適切なため、スロットルポジションセンサーの接点部が微小な動きを繰り返すことで早期に摩耗し、摩耗粉が堆積することがある。そのため、接点部に堆積した摩耗粉により正しいスロットル開度を認識できず、エンジン回転数の変動が起こることでエンジン警告灯が点灯し、最悪の場合、エンストするおそれがある。
全車両、エンジンコントロールユニットのプログラムを対策プログラムに書き換えるとともに、スロットルポジションセンサーを新品に交換する。
対象となる車両は、「XSR900」『XSR900 GP』『TRACER900 GT』『TRACER9 GT+』『MT-09』『MT-09 SP』『MT-09 S』『MT-10』『MT-10 SP』『NIKEN GT』の計8型式・10車種。期間の範囲は2021年(令和3年)2月10日~2025年(令和7年)1月20日にわたり、各車種ごとに異なる。