VW ゴルフ など、17万6000台をリコール 7速DSG不具合で走行不能となるおそれ

フォルクスワーゲン ゴルフ(2015年)
  • フォルクスワーゲン ゴルフ(2015年)
  • 改善箇所

フォルクスワーゲングループジャパンは8月21日、『ゴルフ』など30車種について、7速DSGに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは2008年4月28日から2016年3月14日に輸入された17万6068台。

7速DSG(デュアルクラッチトランスミッション)のアッパーハウジングねじ切り加工が不適切なため、耐久性が不足しているものがある。そのため、アキュムレーター(蓄圧器)の継続的な油圧変化による疲労の蓄積により、アッパーハウジングに亀裂が発生し、油圧が低下。最悪の場合、駆動力が伝達されず走行できなくなるおそれがある。

改善措置として、全車両、アッパーハウジングの製造ロットを確認し、該当する場合はアッパーハウジングを対策品に交換する。

不具合は1648件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。

●対象車種
・CC
1.8T
・クロストゥーラン
1.4/103kW
・クロスポロ
1.2/66kW、1.2/77kW
・ゴルフ
1.2/77kW、1.4/103kW、1.4/118kW、1.4/90kW、1.4
・ゴルフヴァリアント
1.2/77kW、1.4/103kW、1.4/118kW、1.4/90kW
・ゴルフカブリオレ
1.4/118kW
・ザ・ビートル
1.2/77kW
・ザ・ビートルカブリオレ
1.2
・ジェッタ
1.4/118kW
・シロッコ
1.4、1.4/118kW
・トゥーラン
1.4/103kW
・パサートヴァリアント
1.4T、1.8T
・パサートセダン
1.4T
・ポロ
1.2/66kW、1.2/77kW、1.4/63kW、Blue GT、Blue GT/110kW、GTI 1.4/132kW、GTI 1.8/141kW

《纐纈敏也@DAYS》

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