VW ポロ など、5万7000台を再リコール 7速DSG不具合で走行不能となるおそれ

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フォルクスワーゲングループジャパンは4月23日、『ポロ』など29車種について、7速DSGに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは2008年4月28日から2016年3月14日に輸入された5万6938台。

今回のリコールは2019年8月21日付けで17万6068台を対象に届出たものだが、対象車両の選定が不十分であったことが判明。対象車両を拡大するとともに、製造ロットの確認方法に不備があったため、再度確認を行うことを目的とし、再リコールを届出た。

7速DSG(デュアルクラッチトランスミッション)のアッパーハウジングねじ切り加工が不適切なため、耐久性が不足しているものがある。そのため、アキュムレーター(蓄圧器)の継続的な油圧変化による疲労の蓄積により、アッパーハウジングに亀裂が発生し、油圧が低下。最悪の場合、駆動力が伝達されず走行できなくなるおそれがある。

改善措置として、全車両、アッパーハウジングの製造識別マークを確認し、該当する場合はアッパーハウジングを対策品に交換する。

不具合は22件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。

対象車種
CC 1.8T
クロストゥーラン 1.4/103kW
クロスポロ 1.2/66kW、1.2/77kW
ゴルフ 1.2/77kW、1.4/103kW、1.4/118kW、1.4/90kW
ゴルフヴァリアント 1.2/77kW、1.4/103kW、1.4/118kW、1.4/90kW
ゴルフカブリオレ 1.4/118kW
ザ・ビートル 1.2/77kW
ザ・ビートルカブリオレ 1.2
ジェッタ 1.4/118kW
シロッコ 1.4、1.4/118kW
トゥーラン 1.4/103kW
パサートヴァリアント 1.4T、1.8T
パサートセダン 1.4T
ポロ 1.2/66kW、1.2/77kW、1.4/63kW、Blue GT、Blue GT/110kW、GTI 1.4/132kW、GTI 1.8/141kW

《纐纈敏也@DAYS》

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