ヤマハ発動機は、新型250ccスポーツバイク『YZF-R25』を12月15日から発売する。価格は55万6200円。YZF-R25は、2013年の東京モーターショーでワールドプレミアされたコンセプトモデルの市販版。250ccクラス最高レベルのエンジン出力(36ps)を誇り、“毎日乗れるスーパーバイク”がコンセプトである。
ヤマハ発動機のSP(スポーツ)開発部の西田豊士部長は、YZF-R25について「ギリギリを攻める場面ではなく、もっとイージーに、日頃のライディングで歓びを感じ取れるモデル」と語る。
またヤマハの“R”シリーズ(『YZF-R1』をはじめとしたスポーツモデル)全体のコンセプトとして「技を磨いてライバルに打ち勝つ、その歓びをユーザーが感じ取れるモデル群だ。YZF-R25には、この考えとともに、“毎日乗れる”というエキサイトメントが存在する」と説明した。
西田氏は、ヤマハ発動機の“ものづくり”についても言及。「弊社はモノだけではなく、価値をも提供するメーカーだ。今後もその考えを貫き、カスタマーが実際に“モノ”から味わえる“価値”を作り続けていきたい」(西田氏)と述べた。