オートカラーアウォード2025、ヤマハ『YZF-R3/YZF-R25』がグランプリ受賞

オートカラーアウォード2025、ヤマハ『YZF-R3/YZF-R25』がグランプリ受賞
  • オートカラーアウォード2025、ヤマハ『YZF-R3/YZF-R25』がグランプリ受賞
  • YZF-R3 マットパールホワイト
  • YZF-R25 マットパールホワイト
  • YZF-R25 マットパールホワイト
  • 「一目で視線を奪うインパクト」をめざし、カラーサンプルを手に組み合わせを追求
  • 「Z世代の価値観にも、微妙な変化が起こっている」と話すデザイン企画の溝越万莉さん
  • オートカラーアウォード2025
  • レクサスES  SOU(蒼)

日本流行色協会JAFCA)は12月13日、優れたモビリティのカラーデザインを顕彰する「オートカラーアウォード2025」のグランプリおよび準グランプリを発表した。表彰式は東京国際交流館プラザ平成(東京都江東区)で開催された。

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グランプリに選ばれたのは、ヤマハ発動機のスポーツモデル『YZF-R3/YZF-R25』で、カラーは「マットパールホワイト」。準グランプリは、トヨタ自動車のレクサス『ES』が受賞し、エクステリアカラー「SOU(蒼)」とインテリアカラー「アオタケ」が評価された。

◆グランプリ:ヤマハ発動機『YZF-R3/YZF-R25』

グランプリのテーマは「ヤマハが世界を変えるための一目ぼれの方程式」。マットパールホワイトは、ホワイトとブルーの2色の偏光パールを組み合わせた量産車では珍しいカラーで、光の角度や時間帯によって表情が変化する点が特徴だ。

審査では、企画段階からデザイナーが深く関与したプロセスと、デザインコンセプトが市場に的確に伝わり、販売実績にも結びついている点が高く評価された。一般審査員、自動車色彩分科会審査員、ACA審査員のすべてで1位を獲得し、完成度と新しさを兼ね備えたカラーリングがグランプリにふさわしいとされた。

テーマ/ヤマハが世界を変えるための一目ぼれの方程式
カラー/マットパールホワイト

担当デザイナー
溝越万莉さん(ヤマハ発動機クリエイティブ本部プロダクトデザイン部CMFG Gr.)
松田築さん(GKダイナミックスCMFG動態デザイン部ユニット1)

YZF-R25 マットパールホワイトYZF-R25 マットパールホワイト

●メーカーからのアピールポイント

マットパールホワイト仕様は、ホワイトとブルーの2色の偏光パールを組み合わせた、量産車ではほとんど例のない挑戦的なカラーです。光の角度や時間帯によって表情を変え、非日常感を演出します。また、モデルロゴを大胆にあしらった新しいグラフィックデザインは、乗る前も走行中も楽しめる視覚的な仕掛けを備えています。見る人の心を奪う、圧倒的な存在感を放つデザインです。

◆準グランプリ:トヨタ自動車、レクサス『ES』

準グランプリのレクサスESは、「TIME - 時の移ろいを感じるCMFX -」をテーマに掲げた。外板色の「SOU(蒼)」は、早朝の澄んだ空気や静けさを表現し、柔らかく変化する色のグラデーションが特徴である。内装色の「アオタケ」は、日本の伝統色である青竹色から着想を得て、清らかで落ち着いた空間を演出している。

CMFに体験価値を意味する「X」を加え、光・音・香りといった五感に訴える要素までをデザインとして体系化した点が評価され、次世代のデザイン哲学を提示しているとして準グランプリに選ばれた。

レクサスES  SOU(蒼)レクサスES  SOU(蒼)

◆オートカラーアウォードについて

オートカラーアウォードは、JAFCAが主催するモビリティのカラーデザイン顕彰制度で、企画力や形状との調和、内外装を含む総合的な美しさを評価する。1998年に始まり、2025年で27回目の開催となった。

対象は、日本国内市場向けに生産・販売・輸入され、2024年12月15日から2025年12月末までに一般消費者が購入またはリース可能と発表されたモビリティで、審査当日に実車展示が可能なモデルに限られる。

《高木啓》

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