日本時間の21日23時に決勝がスタートした、2014年のニュルブルクリンク24時間レース。今年も参加台数170台を超える市販車ベースのマシンが、全長約25kmのコースに繰り出し、火花を散らした。
決勝では、レース序盤にコース各所でアクシデントが発生。日本勢は、10番手からスタートした、日産の「GTアカデミー・チームRJN」の駆る『GT-R ニスモ GT-3(80号車)』が1週目で他車と接触し、緊急ピットイン。その後、一時は総合24位まで順位を上げるも、12時間経過直前に左フロントタイヤ付近のダメージのため、ピットインを余儀なくされた。
同チームの30号車も8時間経過付近でアクシデントに見舞われ、総合132位まで順位を下げた。
グランツーリスモシリーズのプロデューサー、山内一典氏が乗る「シュルツ・モータースポーツ」のGT-Rは30番グリッドからのスタート後、大きなアクシデントはなく、12時間経過の時点で20番手と順調。
「GAZOO Racing」の駆るレクサス『LFA CodeX(53号車)』は、序盤にパンクに見舞われるも、総合16位と日本勢のトップを走行。同チームの『LFA(48号車)』も総合22位と順調。トヨタ『86(86号車)』も総合73位(SP3クラス1位)をキープした。
新型『WRX STI(118号車)』を駆る「スバル」は51番グリッドからのスタートであったが、12時間経過の時点で総合28位。同クラスのアウディ『TT RS』を逆転し、SP3Tクラス1位となる健闘を見せた。
一方、「マツダ」の『MX-5(195号車)』は11時間経過直前にクラッシュ。リタイアとなった。