【フォード マスタング 新型発表】右ハンドル仕様やコンバーチブルも登場

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フォード・ドマスタングコンバーチブル
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  • フォード・ドマスタングコンバーチブル
  • フォード・マスタング発表会(現地)
  • 右ハンドルのマスタングたち
  • フォード・マスタング発表会(現地)
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12月5日夜に正式発表さたフォードの新型『マスタング』。ワールドプレミアの会場から現地レポートが届いた。

午後9時、我々を乗せたバスはシドニーにあるオーストラリアンテクノロジーパークに着いた。煉瓦造りの入り口にはブルーオーバルのエンブレムが浮かび上がり、中には新旧取り混ぜた5台のマスタングが展示されていた。驚いたことに1台を除いて全て右ハンドルだ。

もちろんマスタングが公式に右ハンドル仕様を作ったことはないから、全て改造したものであろう。しかし、新しいマスタングには右ハンドル仕様が存在する。何故なら新しいマスタングはオーストラリアに初めて導入されることになっているからである。もちろん、それが、日本仕様も右ハンドルになるということに結びつくかは疑問だが、存在だけは間違いない。

今回のマスタング発表会は通常とは大きく異なり、一種のイベントである。だから、クルマに関する説明などほとんどなく、もっぱら地元のコメディアンやバンドが演奏するエンタテイメントに終始した。ゲストで事実上のMCは、シェーン・ジェイコブソンというオーストラリアでは知られたコメディアンで俳優である。

そしていよいよその時は訪れた。スクリーンがゆっくりと上がり、車1台が通れるスペースが出来ると、その奥にはベールに包まれたクルマが....。そしてそのベールをくぐり抜けて姿を現したのは、コンバーチブルのマスタングだった。事前発表ではクーペの写真しか公表されていなかったから、これがまさにワールドプレミアである。

搭載されるエンジンは全部で3種類。改良された5リットルV8エンジンを筆頭に、北米市場には従来からある3.7リットルV6、そして今回新たに登場したのが2.3リットルの直噴ターボ4気筒のエコブーストユニットである。その4気筒、実はV6よりもパワフルで最高出力は227kwというから、300psを超えるパフォーマンスを持つ。

足回りはフロントにダブルボールジョイントのマクファーソンストラット。リアにはインテグラルリンクと称するマルチリンクを採用している。

詳細に関してはこれから徐々に明らかになって行くものと思われる。北米でも発売まであと1年近くあるというから、まだまだ新しいことが出てきそうだ。

《中村 孝仁》

中村 孝仁

中村孝仁(なかむらたかひと)|AJAJ会員 1952年生まれ、4歳にしてモーターマガジンの誌面を飾るクルマ好き。その後スーパーカーショップのバイトに始まり、ノバエンジニアリングの丁稚メカを経験し、さらにドイツでクルマ修行。1977年にジャーナリズム業界に入り、以来45年間、フリージャーナリストとして活動を続けている。また、現在は企業やシニア向け運転講習の会社、ショーファデプト代表取締役も務める。

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