欧州5社と米国3社の合計8の自動車メーカーは3日、米国ロサンゼルスで6日に開幕する「EVS(エレクトリック・ビークル・シンポジウム)26」において、8社のEVやプラグインハイブリッド車(PHV)に採用する統一規格の急速充電器を初公開すると発表した。
この8社は、フォルクスワーゲン、アウディ、ポルシェ、BMW、ダイムラー(メルセデスベンツ)のドイツ5社と、GM、フォードモーター、クライスラーグループの米国3社。8社は2011年10月、急速充電器の規格を統一することで合意しており、EVS26では、8社が共同開発した急速充電器を初公開する。
8社の急速充電器は、「コンボ」と呼ばれる方式で、普通充電と急速充電がひとつのコネクターで行えるのが特徴。最速で15‐20分での充電を可能にする。
この急速充電器は2013年から、8社の市販車に順次採用される予定。日本の自動車メーカーが導入する急速充電器の統一規格、「CHAdeMO(チャデモ)」とは異なる方式だ。