東京オートサロン2011開幕初日の午前中に実施されたTOYOTA/GAZOO Racingプレスカンファレンスでは、GRMNやG's、モデリスタ、トムスなどそれぞれの開発担当者が自らステージ上で出展車両をアピール。出展車の概要と合わせ、担当者の解説コメントも紹介しよう。
◆GRMN
まずは「GAZOO Racing tuned by MN (略称GRMN:ジーアールエムエヌ)」の水野陽一・開発責任者が、昨年のニュルブルクリンク24時間耐久レースでクラス優勝した『レクサスLFA』のレース車両や「iQ」をベースにスーパーチャージャーやブリスターフェンダー、ロールケージで武装した「GRMN iQ Racing Concept」を紹介した。
G Sports (G's:ジーズ)
そしてカスタマイズ車の新ブランド「G Sports (略称G's:ジーズ)」の弦本祐一・開発責任者は、その第1弾となった『ノア G Sports』に続くモデルとして、現行『プリウス』と新型『ヴィッツ』ベースのG'sコンセプトを発表した。 GRMNのピュアスポーツ路線とは異なり、いずれもデザイン変更やボディや足回りの強化などを中心としたライトチューンで、個性を表現し街乗りでも楽しめる運動性能を目指したという。
レクサス
またレクサス「IS F」の開発者として知られる矢口幸彦チーフエンジニアは、そのままレース参戦も可能というIS Fの“クラブレーサー”仕様、『IS F CCS-R』について熱く語り、続く「TRD」の森川修次・製品企画室主査も、オーリスにスーパーチャージャーを装着し、操縦性にも磨きをかけた『AURIS GT CONCEPT』への意気込みを訴えた。
◆モデリスタ
「モデリスタ」の中村一之チーフデザイナーは、新作となる『ヴィッツ MODELLISTAバージョン』や『ラクティス MODELLISTAバージョン』に加えて、オフロード車用品のJAOSにパーツ開発を依頼した『FJクルーザー JAOS Selected by MODELLISTA』における細部へのlこだわりをアピール。