VWグループ 08年度決算…販売台数、売上高、利益が過去最高に

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フォルクスワーゲングループは13日、2008年度決算(1 - 12月)において、販売台数、売上高、利益目標を達成し、いずれも過去最高を記録したと発表した。

グループでの販売台数は前年比プラス13%の630万台に上り、売上高はプラス4.5%の1138億ユーロに増加。営業利益は前年比プラス3%で63億ユーロに。税引き後の利益はプラス13.7%で、47億ユーロとなった。

フォルクスワーゲン自動車部門は、2008年に初めて10.9%の投資利益率(ROI)を達成。10億ユーロにも上る生産コストの改善により、2008年の営業利益は前年の62億ユーロから63億ユーロに増加した。また、2008年は約68億ユーロをモデルラインナップの拡張、ロシアやインドでの新生産拠点に投資。これらは主に低燃費のブルーモーションシリーズなどの環境に優しいクルマ向けの技術開発に当てられたとしている。

ドイツ国内市場では106万台を販売。市場平均を超えたことにより、シェアは0.9ポイントアップし、33.6%まで拡大。

中国では初めて100万台を上回ったほか、ブラジルでは、前年比8.9%増の63万3300台となり、今回の実績に大きく貢献したとしている。また、市場低迷が続くアメリカでは、全体市場で31万4500台を販売、4.5%のマイナスにとどめた。

ブランド別では、フォルクスワーゲンが『パサートCC』、『シロッコ』、『ゴルフVI』などの新型車投入により、営業利益は40%改善し、27億ユーロに上昇。プレミアムブランドのアウディでは、初の100万台の販売を達成、新型『A4』の牽引により営業利益は28億ユーロとなった。

その他は、ベントレーが1000万ユーロの利益、フォルクスワーゲン商用車は前年比プラス23%で3億7500万ユーロに増加した。シュコダは、チェコ通貨クローネとの不利な為替相場により5億6500万ユーロ(前年比マイナス1億4700万ユーロ)、セアトがスペインの経済環境の悪化により7800万ユーロの損失となった。また、2008年7月にグループに連結されたスカニアは、4億1700万ユーロの営業利益を達成した。

2009年は、グループ全体で約60種類の新型車、フェイスリフトや後継モデルを投入、2010年までには、完全新規モデルを20台市場投入予定。VWグループ会長ヴィンターコルン氏は「後退する市場全体の販売状況のため、2009年のグループ販売台数は前年を下回ることは避けられない」としながらも「革新的で環境に優しい商品は未来を確保する鍵。革新を押し進めるエンジンを高回転で回し続ける」と抱負を述べた。
《宮崎壮人》

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