シュコダが電動バイクを発表!? 1899年誕生の伝説的二輪車「スラヴィアB」を再解釈

シュコダ『スラヴィアBコンセプト』
  • シュコダ『スラヴィアBコンセプト』
  • オリジナルのシュコダ『スラヴィアB』
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フォルクスワーゲングループ傘下のシュコダが、同社の前身の「ラウリン&クレメント(L&K)」ブランドの象徴的なオートバイ『スラヴィアB』を現代的に再解釈した『スラヴィアBコンセプト』を発表した。

シュコダは創業130年の歴史の中で数々の象徴的なモデルを生み出してきた。同社はこの豊かな「バックカタログ」を活かし、「200 RS」、「1203バン」、「ヴォアチュレット」など過去の名車を21世紀版にリブートする一連のプロジェクトを展開している。

オリジナルのシュコダ『スラヴィアB』オリジナルのシュコダ『スラヴィアB』

今回発表された最新コンセプトは、同社の新しいデザイン言語「Modern Solid」を二輪車に初めて適用した大胆な試みだ。インスピレーション源となったのは、シュコダの歴史において最も重要な車両の一つのスラヴィアBオートバイ。これはラウリン&クレメント(後のシュコダ・オート)ブランドの下で設計・製造され、当時としては非常に先進的な二輪車で、同ブランドの革新的な評判を確立するのに貢献した。

シュコダの「Modern Solid」デザイン言語は、ミニマリズムと力強さを融合させ、大胆な形状、クリーンなライン、機能的なフォルムに焦点を当てている。これは電動モビリティ、持続可能性、デジタル化への移行を反映したものだ。

シュコダ『スラヴィアBコンセプト』シュコダ『スラヴィアBコンセプト』

シュコダの歴史が1895年に自転車、その後オートバイから始まったことを考えると、新シリーズの第一弾として二輪車を選んだのは理にかなっている。1899年のスラヴィアBにインスパイアされたこのコンセプトオートバイは、オリジナルの特徴的なフレームシルエットを維持しながらも、電動化時代に合わせてシンプルに再構築されている。かつて内燃機関が置かれていたスペースは開放され、シュコダのロゴがフレーム内に浮かんでいるように見える。大胆な垂直ラインが前後のセクションを分割し、ノスタルジーとイノベーションのバランスを強調している。

このコンセプトを主導したのは、シュコダの自動車エクステリアを手がけるフランス人デザイナーのロマン・ブケイユ氏だ。「ブランドのルーツに立ち返りたかった」と彼は説明する。「オートバイ愛好家として、これは新鮮な変化であり、創造的な挑戦だった」と付け加えた。

シュコダ『スラヴィアBコンセプト』シュコダ『スラヴィアBコンセプト』

このコンセプトモデルは量産の予定はないが、シュコダの意図を示す説得力のあるステートメントとなっている。今後も象徴的なモデルのリワークが続く予定で、シュコダは豊かで革新的な過去に根ざした未来のビジョンを示している。

《森脇稔》

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