【中国・自動車大国】激しい攻防に入る日本メーカー

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●トヨタ次期社長候補、豊田章男専務の試練

もっとも、ホンダのリードも安泰とはいえない。出遅れたトヨタが猛然と追い上げているからだ。第一汽車と包括的な提携を行っており、02年10月から初の量産事業として小型乗用車『ヴィオス』の生産を立ち上げた。

03年末には『ランドクルーザー』シリーズ2車種、今春から『カローラ』の生産も追加。昨年度の販売は10万台弱だったが、受注残が多く「いずれの工場も能力増を進めている」(荒木隆司副社長)と、時間との戦いといった様相だ。05年春には『クラウン』も年5万台規模での生産に着手する。

ホンダの提携先である広州汽車との合弁も認可待ちであり、米国のベストセラー『カムリ』を年20万規模で生産する大型拠点となる見通しだ。トヨタの中国プロジェクトは、次期社長の有力候補となっている豊田章男専務が仕切っている。

豊田専務は「2010年にシェア10%の達成」を明言しており、早期にその道筋をつけることが社長レースでの試験ともなる。

10年の中国市場は、大型トラックなどを含む総市場で1000万台に達するとの見通しもあるが、トヨタは自社の製品セグメントの市場を同年で750万台規模と想定している。このため、数量としては75万台の確保がシェア10%への条件となる。年内には高級車ブランド「レクサス」も日本からの輸出により展開するものと見られる。

1/4●世界3位の生産台数
2/4●日本メーカーは3位グループで団子レース
3/4●トヨタ次期社長候補、豊田章男専務の試練
4/4●中国での勝負が決戦

《池原照雄》

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