新型マーチには、多彩なアイテムが装備されるが、もっとも注目されるのは、1.2リットルと1.4リットルモデルにオプション設定される新しいカーコミュニケーションシステム、カーウイングスだろう。カーウイングス・ユニットに携帯電話をつないで使用する。
ベーシックカーといえども、『マーチ』に安全上の手抜きはない。日産は安全技術をインフォメーションセーフティ、コントロールセーフティ、インパクトセーフティの3要素からなるものと主張してきたが、新型マーチにもその思想は大いに盛り込まれている。
新型『マーチ』のサスペンションは前:ストラット、後:トーションビーム。フロントサスは、乗り心地と静粛性の大幅な向上が図られている。リアサスペンションは日産お得意のマルチリンクビームではなく、コンベンショナルはトーションビーム方式。
新型『マーチ』のエンジンは、エンジンブロックを含めオールブランニューとなる新直列4気筒、「CR」エンジンだ。コスト制約の厳しいベーシックカー用エンジンでありながら、連続可変バルブタイミングコントロールを採用するなど、10年ぶりのフルモデルチェンジにふさわしい力作だ。
先代のデビューから10年近くを経てフルモデルチェンジされた新型マーチのメカニズムは、安全、環境といった今日の問題に対応するべく、ほぼすべてが一新されている。
新型『マーチ』のデザインは実に大胆だ。Aピラーに近い高い位置に設けられた縦列配置のヘッドランプ、小型車としては異例に複雑なウェストラインとリアビュー、そしてその上に乗るのはややレトロ調なオーガニックデザインのキャビン。他のどのベーシックカーとも似ていない、新型マーチだけの世界である。
フルモデルチェンジを受けて3代目となったK12型『マーチ』の開発コンセプトは「ユーザーフレンドリーを追求した、おしゃれな新世代コンパクトカー」。「人への優しさ」をキーワードとし、日本を代表するベーシックカーというブランドイメージを築いた先代モデルのK11型からの正常進化といえる。
日産はコンパクトベーシックカーの『マーチ』をフルモデルチェンジ、本日(26日)発表、3月5日から販売する。「ユーザーフレンドリーを追求した、おしゃれな新世代コンパクトカー」が開発コンセプトだ。
利益確定の売りが先行し、全体相場は3日ぶりに反落。27日のデフレ対策発表、28日の日銀政策委員会を控え、様子見気分が強まった。円相場は1ドル=133円台の動きとなり、自動車株は高安まちまち。
日産自動車は、総額600億円を上限として6000万株相当の新株引受権付社債を発行すると発表した。実績重視型報酬制度の一環のインセンティブ制度で、2000年度から3年連続で発行する。
日産自動車は1月の生産・販売・輸出実績を発表した。それによるとグローバル生産台数は前年同月比0.6%減の20万3760台と、3カ月連続で前年割れとなった。国内生産、海外生産、国内販売、輸出の全てがマイナスで、大手5社の中でも不振が際立っている。
売り先行で始まったが、カラ売り規制強化に対する観測、27日のデフレ対策発表を控えた買戻しが入り、全体相場は小幅ながら続伸。円相場が1ドル=134円台に進行したが、自動車株は高安まちまちとなった。
26日に発表される日産自動車の新型『マーチ』の詳細が明らかになった。発売は3月5日からで、3ドアハッチバック、5ドアハッチバックの2モデル。エンジンは3ドアが1.0リットルと1.2リットル、5ドアの場合にはさらに1.4リットルが加わる。