日産自動車は、ハイブリッドモデル『フーガハイブリッド』を2010年秋に導入する。東京モーターショーには一足早く車両が展示されている。
フーガハイブリッドは、3.5リットルV6エンジン、モーター、通常のトランスミッション、2つのクラッチを組み合わせたシステムを搭載する。バッテリーはリチウムイオン電池を採用。
ハイブリッドの方式は、ホンダのシステムに近いものだが、2つのクラッチを搭載することによりモーターのみで走行できる「EVモード」を可能にしているのが特徴だ。
同車の開発担当者によれば「『ティーダ』並みの燃費性能とリーズナブルな価格」が、このシステムのポイントとなるようだ。
トヨタの『クラウンハイブリッド』、レクサス『GS450h』などは、装備の違いなどがあるが、おおよそガソリンモデルの140万円高の設定となっている、どこまで魅力的な価格となるかが、勝敗のポイントとなりそうだ。