「3ナンバーに“逃げた”のではなく、新たな可能性を追求するために“枠を取り払った”と考えていただきたい。車体の大幅な軽量化も実は3ナンバーに拡大するから実現可能となったものです」と清水一良・プロジェクトゼネラルマネージャーは語る。
新型『レガシィ』を先代と比較した場合、最も変わったという点はどこなのか。スバル商品企画本部で新型レガシィの開発責任者を担当した清水一良・プロジェクトゼネラルマネージャーは「軽量化です。これはもうとことんまでやりました」と説明する。
23日に都内で行われた新型『レガシィ』発表会は来場者のターゲットを変えつつ、3時間おきに開かれた。それだけでも「スバルの本気」というものが垣間見えるが、驚くことにその全てで来場者を竹中恭二社長が出迎えるという光景が見られた。
『レガシィ』は、2代目・3代目とツインターボを採用してきたが、4代目となる新型では、ついにシングルターボ化された。「ツインターボは、タービンが切り替わるところでどうしてもトルクの谷がありました」と打ち明けるのは、パワーユニット研究実験第一部の川平出主査。
富士重工業と日本信販は、新型スバル『レガシィ』発売に合わせてSUBARUカード/ニューレガシィデビュー記念デザインカードを発行、23日から9月30日までに期間限定で会員を募集する。富士重は日本信販と1994年に提携、「SUBARUカード」を発行しており、会員は現在6万人。
トヨタ自動車系の有力部品メーカー、アイシン精機は23日、エンジンの主要部品であるVVT(可変バルブタイミング機構)とOCV(オイルコントロールバルブ)を、米ゼネラルモーターズ(GM)から初めて受注し、3月末から納入を開始した、と発表した。GMが8月に発売するむけに開発した。
富士重工業の国内営業担当である塚原穣常務執行役員は、23日発表した新型【スバル『レガシィ』の販売について、「7月には1万台に乗せたい」との目標を示した。同社の国内営業部門にとっては待望の主力車種全面改良であり、セダンタイプの「B4」が完全に戦列に加わる7月での大台確保を図る。
ホンダは、3列シートのコンパクトカー、モビリオの2列目左側席にフル電動で回転・昇降する電動リフトアップシートを採用し、リア荷室部分に車いす固定装置を標準装備した福祉車両『モビリオ・アルマス』を7月11日から発売する。
富士重工業は5月23日、スバル『レガシィ・ツーリングワゴン』と『レガシィB4』をフルモデルチェンジし、発表した。新型車は全幅が1.7mを超える3ナンバー車となっている。価格はワゴンが205万円〜、セダンのB4が203万円〜。ツーリングワゴンは同日発売、B4は6月23日発売。
スバルは「自動車技術展・人とクルマのテクノロジー展」に、クルマの構体(骨組み)を展示した。実はこれが23日発表の新型『レガシィ』のものだった。午前11時にそれが明らかにされて以後、人とクルマのテクノロジー展スバルブースには来場者がそれまでの数倍規模で訪れた。