「個性的でありながら、ヨーロッパの伝統ある風景にうまく溶け込む」。チーフエンジニアの福里健氏によると、これが『アベンシス』のスタイリングだ。
『アベンシス』開発時の合言葉は、「欧州車を越える、トヨタの欧州車」。そもそもアベンシスは、ヨーロッパをターゲットに、ヨーロッパトヨタで現地スタッフと日本人スタッフが共同で開発し、トヨタのイギリス工場で生産される生粋のヨーロッパ車だ。
想定ユーザーはどのような人たちだろうか。チーフエンジニアの福里健氏は「輸入車には興味があるが、高くて手が出せないでいる人や、輸入車に多いといわれている故障を危惧している人たち」と語る。
トヨタ自動車の金融子会社のトヨタファイナンスは、アベンシスの発売に合わせて支払額可変システム「e-way」を開発して6日から取扱いを開始すると発表した。新車ローンで、支払額が変動できる仕組みは初めて。
ホンダの米国子会社アメリカン・ホンダモーターは、上級セダンのアキュラ『TL』をフルモデルチェンジして6日から全米のアキュラチャンネルで発売した。
トヨタ自動車は6日、新型車『アベンシス』を発売した。発表会には英国の生産拠点、TMUKのアラン・ジョーンズ取締役会長が出席。「ハリー・ポッター」やベッカムの日本での人気を引き合いに出し、「我々の新型車も、魔法の魅力で日本のユーザーに受け入れてもらえると期待している」と述べた。
ホンダは、9月4日にフルモデルチェンジした軽自動車の『ライフ』の発売から1カ月間の受注台数が2万8000台となったと発表した。月販目標は1万5000台で、これの約2倍の受注を獲得した。
トヨタのイギリス工場で生産され、日本に輸入されるトヨタのヨーロッパ戦略車となる『アベンシス』には、ヨーロッパで鍛え上げられた走りと、日本車の品質の高さが融合されている。
富士重工業は、同社が開発しているハイブリッド技術、シーケンシャルシリーズハイブリッドエレクトロニックビークル(SSHEV)のシステムを6日から東京お台場のTFTホールで開催している「GMテクノロジーツアー」で公開した。10日まで。
富士重工業はGM(ゼネラルモーターズ)とともに自動車開発における歩行者保護解析技術を共同で開発し、5月に発売した新型『レガシィ』に適用したほか、今後の新車開発に活用していくと発表した。