ハンドリングは切れ味がよく、SUVとは思えない小気味よさだ。ワインディングでもスポーツカーに負けないコーナリングを披露してくれ驚かされた。
フランス車らしく嫌みのないお洒落なデザイン。インテリアのデザイン、それにシート表皮などの色づかいなどセンスがよく、心憎いばかりだ。
しっかりしたボディにスムーズに回るエンジンを搭載し、安定性の高い走りを示すなど、いろいろな意味でとてもよくできたクルマだと思う。
搭載される2リッターエンジンはとくにパワフルというほどではなく、まあ普通の実力。高回転まで回したときのノイズが大きめなのはやや難点だが、日常ユースでは自然な感じで乗れるのがよい。
日本流「大箱」ミニバンの典型を追った商品企画。ロングスライド&平坦床面を安直に設計した結果、2〜3列目の床面が前傾=つま先下がりで、よい姿勢を保持できないのが残念。
いや、最近のホンダ。米国はともかく国内は? と思ってたけど安心しました。しっかり狙ってますね。まさに“ミニバンのホンダ”。
一応、ちゃんと造られた欧州車ではある。でも3世代目までは「必要にしてじゅうぶんなクルマ」としての理想形、世界のお手本だった。
「ゴルフクラス」自体が厳しくなってるなぁと思いました。だってやたらいいんだもん。
『メガーヌ』ハッチバックの弱点は、ボディ全長のわりに荷室が狭いことである。だから、全長を30mm近く延ばしてカーゴルームに充てたツーリングワゴンは、当然アリだと思う。クラス最大の520リットルの荷室容量というのも、掛け値のないところだろう。
『X5』じゃちょっと大きい。だがチープなのは嫌だ。といったあたりが『X3』のターゲット。