背高系乗用車としてマジメな空間設計。良好な運転ポジション。イスの掛け心地は、とっつきはカタく感じるが乗ってると慣れる。長距離も快適。
内外見た目のセンスのよさといいイイモノ感といい、同クラスのナンバー1。議論の余地なし。イマ風のサラッと系高級車として、乗った感じもいちばんまとまりがよい。
かなりボリュームのあるボディだが、走らせてみるとひと回り以上コンパクトに感じられる。クルマに不要な遊びや鈍さがないからなのだろう。
アウディが作ると高級車はこうなるという見本。それはアルミスペースフレームやクワトロシステムを採用した点などに典型的に表れている。
背の高いパッケージングによってコンパクトなボディの中に広い室内空間を作っている。L字型に動くリヤシートによってミニバン感覚の使い勝手を実現する点も見逃せない。
あまりにもサスがハードでビックリ。マジですかこれって感じ。しなやかにロールするのがトレンドの欧州で、アウディってここまで突っ張ってるのか、しかも最高級モデルで! 気合違うわ……。
インテリアデザインとカラーコーディネートがお洒落。シフトレバーのワンポイントカラーなどセンスのよさを感じる。
足のしなやかさは、さすがプジョーといわしめるところ。ロールの初期はフリクションがなく、ロールが深くなるにつれてプログレッシブに減衰力が立ち上がる。
○『206CC』より完成度の高いリアスタイル、プジョーらしいしなやかな足回り、ナチュラルなハンドリング、信頼性の高い電動メタルトップ、4人が座れるパッケージング、オープンカーにしては破格に広く使いやすいトランク……
○剛性感の高いステアリング、クイックな操縦性、足回りが硬いわりに良好な乗り心地、座り心地のいいシート、ポップな色使いのインテリア……