ボディ剛性という言葉はよく使われるけれど、なかなか説明しにくい。しかし面白いことに乗れば誰にでもハッキリわかる。このあたり、食べ物の「美味しい」に似ているかも。
もはやコンセプト上の提案性がすっかり薄くなり、サイズも妙に巨大化してしまったのが残念だが、乗ればやっぱり「さすが」と感心せざるを得ない出来栄えの持ち主。
もっとも軽いグレードで1.8トンあるけれど、5速ATとトルクのあるエンジンが効いているらしく2.4リッターの4気筒エンジン搭載車を選んでも”まぁ不満なく”走ってくれる。
プレミアム性が売り物ではあるものの、より好感が持てる走りの持ち主は4気筒モデルのほう。登坂路などシーンによっては非力感が否めないものの、フットワークやハンドリングの軽快感はこちらが6気筒モデルを上回る。
またも全方位優等生の『ゴルフ』。とくに後席の奥行きを拡大したのがマル。加速時のゴワ〜ッという唸りもずいぶん減った。
ミニバンが四角くてセダンが凸型なんて規則はない。こう見えても『エリシオン』は立派なセダンだ。2+3+3の8人(余裕を見れば2×3列の6人)をじつに安楽に運ぶのだから。
3列目に3人がけはさすがにツライが、足もとの余裕は十分。大人7人がゆったり乗れるフルサイズミニバン。その点はトヨタ『アルファード』、日産『エルグランド』と同じ。カッコは好みだが、足回りは2車よりしっかりしている。
『エルグランド』や『アルファード』ほど広大な室内スペースはないんだけれど、フロアが広くて乗り降りしやすいし、運転してもリヤタイヤが近くに感じるというか、あまりサイズを意識しないで運転できる。
乗り味は抜群。S字カーブのようなところでハンドルを切り返したときでもクルマがグラッと揺れず、ボディがすごくフラットに保たれるのは驚き。
ちょっと豪華になった感じでクルマそのもののデキはよい。守りに入ったわけでもないのにオーソドックスにまとまっている。いろいろな面で飛べなかったのが残念。