1.7mの超の全高はもちろん、前輪の真上あたりからほとんどまっすぐ上に伸びるフロントスクリーンは「この手があったか!」って感じ。
'93年に発売以来、軽のベンチマーク。さすがにそれにふさわしく、すばらしい。新顔が格好いいし、パッケージングにも優れている。
インテリアは、『R2』よりかなり広い。パネルの面とガラス部分のコンビーネーションはスタイリッシュで、デザインは好きだ。
面白いアプローチだ。同クラスのライバル車とは一線を画す、パフォーマンスカー。外観はスポーティ。キャビンは小さく、リアシートも小さめだが、運転して楽しい。
乗用車としての中核セグメント、しかも欧州向け製品なのだが、空間設計、骨格は駄作たるプレミオ/アリオンの改装版。
質実剛健。まさにそういう言葉がピッタリのクルマ。よくここまで造り込んだなぁ、というのが正直な感想。
箱みたいな軽がアタリマエになっている昨今、正統派の(しかもしっかりイマ風の)乗用車のカタチをしてるのがすごく新鮮。
初めて乗ると、しばらくはアッケにとられる。なぜって室内が巨大だから。より正確には、天井がド外れて高いから。
プラットフォーム一新。リアサスは形式変わってないけど(コスト上の理由からでしょう)、少なくとも旧型と較べたら走りの足腰は見違えるほどしっかりした。
ライバルを大幅にブッチギるホイールベースと、フロントウインドを大幅に前出しした効果、さらにはルーフを高めたおかげで、それこそ子供なら立って歩けそうなほどの室内空間を確保しているのだ。