最大の特徴はマイルドなバネとビルシュタインでしなやかな足となったこと。
注目すべきはSTiバージョンだ。標準16インチに対して18インチタイヤを履くにもかかわらず、標準車より乗り心地がマイルドなのだ。じつに快適。
大きく進化したのはハンドリング。まるで、ヨーロッパ車のスポーティサルーンのように筋肉質な走りだ。
“いつかはクラウン”は過去の名ゼリフ。でも、改めて新型に乗ると“もう一度、クラウン”という気持ちになれるかもしれません。
3列シートのミニバン。このカテゴリーは国産車の専売特許だが、ドイツのお手並み拝見といったところ。
硬派そのもののスポーツセダン。セミレーシングタイヤのグリップと乗り心地はそれだけでレーシングな気持ちにさせてくれる。
さすがにSTiによるターボエンジンは非常に速く、SUVとは思えないほどの瞬発力を秘めるが日常の使い勝手もまったく問題ない。
エンジンからシャシー、ボディとすべてを一新したクラウンは、今までのクラウンの概念を変えようとする意気込みが感じられる。
全長4390mm。きたるべきゴルフVの19cm増しで「あとふたり」乗せられる純家庭用ゴルフ。
「いつかはクラウンからBMWやメルセデスに行ってしまう」若年層に対処した12代目。欧州風のプロポーションとサスペンションを得て、たしかに10歳若返った感じ。