先代とはかなり深く付き合い、ハイブリッドの長所短所も分析した。その長所は燃費のみ。
アクの強いデザインで、好きか嫌いかがハッキリと分かれるのが最近のBMWのマスクとスタイリング。
環境を考えて。とかの話ではなく、純粋にクルマとして走ってどうかということで見て、新型プリウスは楽しい。
環境への負荷を最小限にしながらも、走りの楽しさを求めようとした点には高い評価が与えられる。
ライバルのEクラスがハイテクを「安全」「快適」へと使うのに対し、5シリーズはハイテクを、安全や快適に使ったのはもちろん、「走る歓び」にまで使用領域を拡大。
ニュー5の売りはアクティブステアリング。これは走行条件に合わせてステアリングのギア比とパワーアシストを調整するもの。
動力性能が旧モデルに比べアップした。停止時から動き出す瞬間の力強さは、電気モーターの特大トルクを実感。
クルマの作りは、ボディがしっかりしていて、正統派ミディアムスポーティセダンの王道を行っている。
新型は、ハイブリッドの特殊なクルマだってことをまったく意識しないで走れるってのがすごいと思う。
「優等生」そのものだが冒険もあり、その代表がアクティブステアリング。低速でクイックに反応し、高速でしっとり落ち着く設定で、ヘアピンでも持ち替えずに突破できて嬉しい。