ニュー5の売りはアクティブステアリング。これは走行条件に合わせてステアリングのギア比とパワーアシストを調整するもの。
動力性能が旧モデルに比べアップした。停止時から動き出す瞬間の力強さは、電気モーターの特大トルクを実感。
クルマの作りは、ボディがしっかりしていて、正統派ミディアムスポーティセダンの王道を行っている。
新型は、ハイブリッドの特殊なクルマだってことをまったく意識しないで走れるってのがすごいと思う。
「優等生」そのものだが冒険もあり、その代表がアクティブステアリング。低速でクイックに反応し、高速でしっとり落ち着く設定で、ヘアピンでも持ち替えずに突破できて嬉しい。
名前は同じでも、先代からは想像を絶するほどの進化だ。ましてや普通のクルマとは程度じゃなく次元が違う。
約300kmの走行で、燃費はリッター18km台だった。2リッター級のボディを考えるとさすがに驚きの燃費だが、じつはヴィッツやフィットも同じ走り方でリッター15km位いく。
乗り込みの瞬間から様々な走りのシーンに至るまで、これまでのクルマはもちろん、従来型ともまるで違う運転感覚や乗り味を提供する。
プリウスの走りは次元が違う。初代モデルでは不満も多かったが、今度のプリウスは加速フィール、ブレーキフィール、ハンドリングがいずれも高次元でまとめられている。
世界を見渡して考えたら必然的な流れともいえるが、ボディがさらに大幅に大きくなったのは困ったもの……。