最近の軽カーセダンはほとんどがトールボーイ系。そうすることによって居住空間を稼ぎだし、白ナンバーのコンパクトモデルと競合しようというわけ。
だがライフは、そんな中でも背が低い方かもしれない。頭上空間に余裕はあるけれど、無理矢理天地を伸ばして室内を広くしようとはしていないのだ。
だから走りに安定感が芽生える。64馬力のターボエンジンを暴れさせても、走りの質感は失わない。しっとりと落ち着いた走り味を提供してくれるのだ。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★☆
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★★☆☆
フットワーク:★★★★☆
オススメ度:★★★★☆
木下隆之| モータージャーナリスト
プロレーシングドライバーにして、大のクルマ好き。全日本GT選手権を始め、海外のレースでも大活躍。一方でカー・オブ・ザ・イヤー選考委員歴は長い。「ジェイズな奴ら」を上梓するなど、作家の肩書きも。