名前は同じでも、先代からは想像を絶するほどの進化だ。ましてや普通のクルマとは程度じゃなく次元が違う。
約300kmの走行で、燃費はリッター18km台だった。2リッター級のボディを考えるとさすがに驚きの燃費だが、じつはヴィッツやフィットも同じ走り方でリッター15km位いく。
乗り込みの瞬間から様々な走りのシーンに至るまで、これまでのクルマはもちろん、従来型ともまるで違う運転感覚や乗り味を提供する。
プリウスの走りは次元が違う。初代モデルでは不満も多かったが、今度のプリウスは加速フィール、ブレーキフィール、ハンドリングがいずれも高次元でまとめられている。
世界を見渡して考えたら必然的な流れともいえるが、ボディがさらに大幅に大きくなったのは困ったもの……。
驚きの加速力。発進はスムーズなのでわかりにくいが、アクセルを深く踏み、モーターに加えてエンジンパワーも加わった時のパワーは圧倒的。
本格的なハイブリッドカーとして便利に使えるクルマだ。まず電気自動車と同じように走れるEVモード。ダッシュボード右下のボタンを押すことでEVとして走れる……。
アクティブステアリングやiDriveなどのハイテク装備に目が行くが、なによりフロイデ・アム・ファーレン(運転することの歓び)というBMWのクルマ創りのコンセプトを忘れていない。
加速のよさに驚いた。出足はモーターによる力強くもスムースな加速感。いつの間にかエンジンがかかり、実用的でないけれども、テストコースでの超高速巡行もまったくストレスなし。
電子制御を駆使したハイテクデバイスの塊みたいなクルマなのに、でしゃばったところがないのがエライ。