ルックスは強烈な個性があるが知的でいい。インテリアもラグジュアリーかつスッキリとし、メーターパネルでスポーティさを表現。
530iの動力性能はなかなか軽快。ノーズのアルミボディ化も功を奏し、0-400m加速は16秒台の様子で心地いい。また、エンジンサウンドも小さめだ。
ハンドリングだが、自慢の“アクティブステアリング”は応答がシャープ過ぎ日本仕様のチューニングが待たれる。リヤサスがラバーマウントのため、馴れないと横に動くのが気になる。
乗り心地はランフラットタイヤのために多少硬め感があるが、不満はなく、居住性は高い。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★☆☆
オススメ度:★★★☆☆
津々見友彦|モータージャーナリスト
第1回日本GPに出場。日産、トヨタ、いすゞの元ワークスレーシングドライバーを経て、モータージャーナリストとして活躍。カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。その他にポルシェクラブドライビングスクールの校長も務める。