全般に「トヨタが作った大きな軽自動車」という感触。サイドウインドを立ててタイヤを四隅に追い出したパッケージングや物置きスペースをとことん充実させるインテリアデザインに、そんなスタンスが感じられる。
トヨタとダイハツの合作だが、むしろダイハツが軽の経験を生かしてリードした感じ。デザインもそう見えるし。
レクサスプランドが国内で立ち上がれば、このマジェスタがトヨタブランドの実質的な最高級モデルとなる。という理由で、なるほど高級感は際立っている。
間もなく“レクサス”のブランドを名乗ることになるセルシオとのキャラクターの違いをいかに明確にアピールするか、に苦心の跡がみられる“トヨタ”ブランドの最上級モデル。
シンプルでプレーンな箱型なのに不思議と存在感がある。デザインの目利きにいわせると、じつは軽自動車らしからぬ凝ったデザインテクニックが盛り込まれているということだが、それは素人目にも感じ取れる。
試乗したのはターボ車のほうで、64psのパワーを発生するが、とんがった感じのパワフルなターボではなく、段付きのない自然な加速フィールに好感がもてる。
デザインはなかなか面白いし、それ以上に14インチになったことで段差の乗り越えや荒れた舗装路での乗り心地がよくなった。
精悍な三菱フェイスのスタイリングもなかなかいいし、シートやドア内張りなどの配色もモダンで好感が持てる。
ジャガー初のワゴンボディは、まわりがヨーロッパ車だらけの国際試乗会の場では「後ろ姿にジャガーらしさが足りないか…」と感じたが、日本で見るとまずまずのプレミアム感を演出していてひとまず納得。
高級ワゴンが愛されるイギリスなのに、なぜ今までジャガーのワゴンがなかったのか、それが不思議。