僕がポルシェでいちばん好きな市販車は『928』である。いやポルシェのエンジニアも、あれが理想形と思っているはずだ。
Bセグメントのプレミアムコンパクトで、3ドアボディは色違いルーフ。「ミニのマネじゃん」という声が飛んできそうだ。
BMW『5シリーズ グランツーリスモ(GT)』は、セダン、ワゴン、クーペ、SUVの価値を巧みに兼ね備えた、まったく新しい発想のモデルといえる。それだけに、これまでにBMWがもたらした価値に共感しなかった人の気持ちを動かす可能性さえ備えている。
久々に登場した5世代目となる『カマロ』。日本正規導入車種はV6(3.6リットル)を搭載する「LT RS」とV8(6.2リットル)の「SS RS」の2車種。
ウインドスクリーンがセンターピラーまで伸びている! 数を売らなきゃいけないBセグメントのハッチバックに、よくぞこんな大胆な設計を採用したものだ。さすがシトロエンである。
ボルボのエントリーモデルとなる『C30』は2009年に4気筒2.0リットルエンジン+パワーシフトの組み合わせを採用してパワートレーンを一新したが、2010年には前後のデザイン回りを中心に改良を実施した。
新開発3.0リットルDOHCのV6直噴エンジンが注目。すでに3.6リットル版は『CTSセダン』に搭載され『カマロ』にも設定されているが、果たしてその3.0リットル版のパワーはワゴンを運ぶのに十分なパワーを持っているのか? ということが気になっていた。
GTは標準の5シリーズより上級のクルマに位置づけられる存在となり、5シリーズのフルモデルチェンジを先取りする形で登場したのかと思ったら、そうではなかった。
蘇ったガルウィングスポーツカー。誰がどう見てもこの新型スーパーカーは、あの名車のオマージュに見えるし、リバイバルに映ることだろう。それだけメルセデスベンツというブランドが、ものすごい栄光の過去を背負っているということでもある。
『ゴルフ』にはもうひとつスポーティなグレード、「GTI」がある。そっちはいわゆる伝統的なホットハッチであり、一方の「R」はといえばプレミアムスポーツ志向であり、グランドツーリングカー的要素も加わった最上級グレードだった。