BMWのSAVのベースラインを受け持つモデルがこの『X1』。4気筒2.0リットルの「sDrive18i」はFRの2WDで、6気筒3.0リットルの「xDrive25i」は電子制御4WDという設定。どちらを選ぶかは微妙
新型『5シリーズ』の担当デザイナーが、各部をさして盛んに「典型的なBMWデザイン」と説明していた。行き過ぎ感が目立った先代に較べ、新型は初対面からスッと気持ちに入るスタイルだ。
VW『ポロ』に、ついにTSIエンジンが搭載された。6月4日発売の「TSIコンフォートライン」と「TSIハイライン」、前者は昨年10月から販売されてきた「1.4コンフォートライン」の後継車だ。つまり1.4リットル自然吸気のポロは打ち切りとなる。
4番目となるBWMの“X”モデル、『X1』。このクルマはことによると、『3シリーズ』セダン以上に普通感覚で乗れる実用車かもしれない。
ステキ過ぎるセダンである。『XF』には“不採用”だったショーカーのイメージを具現化したヘッドランプが何しろイイ。伸びやかなサイドビューも、5135mmの全長と3030mmホイールベースを生かし切っている。
兄貴分の『X3』に比べ、ホイールベースは35mm短いだけだが全高は130mmも低い。クロスオーバーSUVとしては異例に低いこの1545mmという全高が、『X1』を特徴づける。
これまでの『XJ』伝統のスタイリングもとても気に入っていたので、新しいXJがこうなると知ったとき、カッコイイと感じた半面、旧XJを名残惜しむ気持ちも小さくなかった。しばらく何らかの形で旧XJも残しておいてくれてもよかったのにとも思った。
若干ディーゼルっぽさが前モデルよりも主張されてしまっているのかな? という乗り味。
これまでのボルボ『C70』は、『C30』『S40』『V50』との共通性が高く、ファミリーの一員というイメージがいささか強すぎた気がする。そのイメージが、このクルマのスペシャリティ性の足を引っ張っていたように思う。
最初に写真で見たときは「なんじゃこりゃ」と思った。