プジョー『207』は、MINIの強力なライバルの1台だと思う。どちらもデザインコンシャスで走りが楽しく、そしてキャラクターに惹かれる点も共通している。だからこそベーシックグレードを選んで、ふだん使いしながら魅力を堪能するのもアリと考えている。
MiToの発表試乗会に赴いたときのこと。この小さなアルファロメオを開発した背景として現地のスタッフは、「イタリアでも若者のクルマ離れが進んでいる」ことを挙げていた。
『ポロ』に7速DSG! なんて大盤振る舞いなVWなのだろう。俄然やる気むんむんでのぞんだ試乗会。そりゃ、悪いワケがない。なので今回は重箱のスミつつきである。
環境性能と効率を求めるという意味では、いまやダウンサイジング傾向にあるが、効率を高めるだけでなく、小さいボディにギュッといいものが詰まったコンパクトカーは注目のモデルが目白押しなのである。
新型VW『ポロ』はいたってベーシックで、よくできたコンパクトカーだが、欧州や日本のBセグのライバル車に対して、何か圧倒的なアドバンテージを持っているわけではないと思う。
1964年の初代の姿をかなり意識して登場したのが先代『マスタング』。その先代をベースに大幅改良されたのが新型だ。
もうひとつVW『ゴルフヴァリアント』の魅力が「走りのよさ」だ。これはTSI+DSGの特長でもあるのだが、フォルスワーゲンのエコ技術は、エンジンのパワー感やダイレクト感を犠牲にしないよう腐心されている。
先代Eクラスの時代から、欧州では3.5リットルV6のCGIが設定されていた。だが、日本に真っ先にやってきたCGIは……いちだんとエコなメカ構成の1.8リットル直4ターボだった。
そこで今回のアンプラグドは特別編として、新型ゴルフヴァリアント国内試乗会から、この新型車の特長と魅力についてレポートする。
かつてIII型のマスクをIV型に変えたカブリオレがあったが、その再来!? III型ゴルフから設定される『ゴルフヴァリアント』が、数えて4世代目に生まれ変わった。