乗り較べの妙というべきか。最上級グレード「HSE Luxury」の走りは、別に試乗した「SE」とは格段に違っていたから、だ。両車の価格差はちょうど200万円と大きいが「なるほどねえ」と唸らされた。
ボッシュは、ドイツ・シュトゥットガルト郊外のボックスブルグ・テストコースで開催したプレスイベント「Boxberg15」において、自動運転車の新しいテスト車両としてテスラ『モデルS』を自動運転車に改造し、メディアに試乗の機会をあたえた。
決してエコカーだからと言ってクルマを買うことを良しとしない僕だけど、このレベルのクルマを買った(としての)時、走って燃料を入れてこれほど幸せな感覚になるクルマはない。
ヨーロッパって本当にロングドライブが楽しいところです。同じ距離を日本で走ったら、もうヘロヘロに疲れてしまうでしょうが、今回のドイツのフランクフルト~チェコのプラハ~ドイツのミュンヘンまでの約1000kmの旅は、とにかく愉しくてラクチン快適なものでした。
試乗の説明で、「インストラクターの指示に従わなかった結果、ドライバーのミスでクルマが破損した場合、修理代金を請求します」と、結構な殺し文句でまずは一喝。一方で「皆さんは日本で初めて、AMG GTをドライブする栄誉を与えられました」なんて持ち上げてみたり…。
普段使いでこのクルマを試乗してみると、つくづく感じるのが“日常の中の非日常”ということ。たとえばタクト(指揮棒)のような細身のセレクターレバーひとつとっても“使うことを楽しませてくれるデザイン”だったり。気持ちの遊びを忘れない。
ロールスロイスの主力車種となる『ゴースト』が「シリーズII」へと進化した。『ファントム』に比べると小さいので“ベビーロールス”などと呼ばれることもあるが、いやいやベビーなどではない堂々たるボディを持つ。3サイズは5400mm×1950mm×1550mmなのだ。
愉しい。借り出して数分後にはそう思えた。エンジン音の立ち上がりが早く「おや?」とカタログを当たると何と「サウンドジェネレーター」が仕込んである。が、かつてのツインスパークを思わすまろやかな粒立ちの音質は、よりアルファロメオらしさの演出に成功している。
最高出力560ps、最大トルク700Nm! 世のスペックマニアの心を鷲掴みにしそうな4リットルのV8バイターボ搭載の『RS7スポーツバック』は、ルックスは意外なほど大人しいが、その走りは“圧巻”のひとことだ。
アメリカンSUVの最高峰、キャデラック『エスカレード』の正規モデルが日本に導入された。既に並行輸入では市場に出回っているが、あちらこちらと並行ものとは違うので、そのあたりを中心にレポートしよう。