ホンダは26日、2006年3月期決算と今期の業績予想を発表した。06年3月期は4輪車などの販売拡大や円安による為替効果のほか、厚生年金基金の国への代行返上益があり、連結営業利益は前期比37.7%増の8689億円と大幅な増益で過去最高を更新した。
ホンダが発表した2006年3月期の単独決算は、売上高が前年同期比7.7%増の3兆7570億円、営業利益が同62.6%増の2398億円となり、増収増益となった。売上高、営業利益ともに過去最高。
ホンダが26日発表した2005年度連結決算は、売上高、利益ともに過去最高を更新した。海外での売上が増加した。
ダイハツ工業が26日発表した05年度連結決算は、4期連続の増収増益となった。国内で軽自動車の販売が好調だったほか、海外やトヨタ向けの売上も増加した。
日産自動車のカルロス・ゴーン社長は25日、05年度決算の会見の中で、ハイブリッド車について触れ、「米国市場でハイブリッド車は伸びていない。停滞している」とその将来性について疑問符を投げかけた。
イギリスのスポーツカー専門メーカーのTVRは、ブラックプールにある同社唯一の工場を、半年以内に閉鎖すると発表した。同工場ではすでに70人が解雇されており、最大260人が失業する可能性がある。
マツダは、同社の社員が自動車技術会から「浅原賞技術功労賞」と「技術開発賞」を受賞したと発表した。自動車技術会賞は、1951年に自動車工学および自動車技術の向上発展を奨励することを目的として設けられた。マツダの社員が浅原賞技術功労賞を受賞したのは今回で2回目。
クルマを所有し、また運転する際に保険は欠かせない。読者諸兄姉は適切な保険に加入しているだろうか。加入するときに保険商品を比較検討するだろうが、たとえば保険会社各社のサポート体制に着目してみよう。
トヨタ自動車がハイブリッド車の普及でより明確な目標を立てた。これまで渡辺捷昭社長が「2010年代の早期」としてきた年産100万台突破の目標を2012年と掲げたのだ。同年にはレクサスを含むトヨタ車の1割近くがハイブリッド車となり、後年に振り返ればクルマのパワートレインの一大転換期だったということになろう。
日産自動車のカルロス・ゴーン社長は、決算発表会で「日本の業績にフラストレーションはあるが、モチベーションは高いので、必要な改革を継続していく」と述べ、販売が低迷している国内販売の現状に苛立ちを見せた。