スズキが発表した2006年3月期の連結決算は、売上高が前年同期比16.1%増の2兆7464億円、営業利益が同5.9%増の1138億円となり、過去最高となった。四輪車の生産台数は国内生産が同7.1%増の113万3000台と好調だった。
スズキは、2006年3月期の期末の配当を前年同期よりも1円を特別配当して6円に増配すると発表した。GM(ゼネラルモーターズ)との資本提携解消で、GMが保有していたスズキ株式の大半を自己株式として取得したため、配当金の減少分を株主に還元する。
マツダは、渡辺一秀会長が6月27日開催の定時株主総会及び総会後の取締役会に退任すると発表した。井巻久一社長兼CEO(最高経営責任者)が会長を兼務する。また、ギデオン・ウォルサーズ代表取締役も退任し、フォードに帰任する。
いすゞ自動車は、ウクライナにトラック、バスを販売する合弁会社いすゞウクライナの開所式を合弁相手のバグダン社の本社で開いた。式典には、いすゞの井田社長、バグダンのスビナルチュク社長、同じく合弁相手の双日の寺岡専務のほか、関係者約500人が出席した。
マツダが発表した2006年3月期の連結決算は、営業利益が過去最高を記録した前年同期を49%上回る1234億円となり、過去最高を更新した。新車の出荷台数は、『プレマシー』や『アクセラ』などの販売が順調で前年同期比4%増だった。
三菱ふそうトラック・バスは、連結子会社である豪州三菱ふそうトラック・バスをダイムラークライスラー豪州/パシフィックに統合し、豪州市場で販売・サービスを強化すると発表した。
日産自動車は、村山工場跡地に、新車及び中古車の大型店舗を出店することを決定したと発表した。今年度末までに、中古車店舗エリア、続いて新車店舗エリアの営業を開始する予定。
三菱自動車は27日、東京・品川の本社で2006年3月期決算の記者会見を行い、益子修社長は北米事業について「復調の兆しが現れている」と説明した。言うまでもなく、三菱自動車にとって最大の課題は北米事業である。
三菱自動車工業は27日、昨年から量産停止を延期していた岡崎工場について生産継続を決定したと発表した。水島製作所から『アウトランダー』を移管し、2007年1月に生産を再開する。
三菱自動車工業は27日、2006年3月期決算を発表した。昨年1月に策定した新たな再生計画に基づく初年度だったが、連結営業収支は計画の140億円の赤字から68億円の黒字に転換した。