三菱自動車工業は27日、昨年から量産停止を延期していた岡崎工場について生産継続を決定したと発表した。水島製作所から『アウトランダー』を移管し、2007年1月に生産を再開する。
益子修社長は27日の決算発表の席上、「最小のコストで販売機会を喪失しないため、最も経済合理性のある判断」と説明した。水島製作所はすでに能力一杯の生産が続いており、他工場に車種移管しない限り、販売増にもつながらない状況になっている。
計画ではアウトランダーのみを移管、岡崎では年9万台の生産を行う。必要となる数百人の要員についてはグループ内で異動するほか、派遣者や期間要員の新たな採用でまかなう。