【鈴鹿8耐】18年ぶりファクトリー復活のカワサキ、SBKライダー3人の並び立つ速さ

Kawasaki Racing Team Suzuka 8H
  • Kawasaki Racing Team Suzuka 8H
  • 計時予選2番手のKawasaki Racing Team
  • Kawasaki Racing Team Suzuka 8H
  • 5番手のNo.10 Kawasaki Racing Team

川崎重工業(カワサキ)のファクトリーチームが、18年ぶりに鈴鹿8耐に復活した。Kawasaki Racing Team Suzuka 8Hとして、2018-2019 FIM世界耐久選手権最終戦“コカ・コーラ"鈴鹿8時間耐久ロードレース 第42回大会に臨む。

カワサキとしてはここ5年間、川崎重工業グループのカワサキモータースジャパンが運営するチーム、Kawasaki Team GREENが参戦。2016年と2017年に2位、2018年に3位を獲得していた。2019年は、ファクトリーチームとして鈴鹿8耐の優勝を争うことになる。

ファクトリーチームを復活させたKawasaki Racing Team Suzuka 8Hが鈴鹿8耐に臨む布陣として招集したのは、3人のスーパーバイク世界選手権(SBK)ライダーである。SBK4連覇チャンピオンのジョナサン・レイ、そのチームメイトであるレオン・ハスラム、そしてカワサキのプライベーターチームからSBKに参戦する若手ライダー筆頭格のトプラク・ラズガットリオグルだ。

SBK第7戦イタリアのレース2では、レイ、ラズガットリオグル、ハスラムがそろって表彰台を獲得したことも。現在、Ninja ZX-10RRを最も速く走らせる3人だと言えるだろう。レイとハスラムは2018年の鈴鹿8耐にチームメイトとして参戦。また、ハスラムは3年連続で表彰台に上っている。ラズガットリオグルは初の鈴鹿8耐参戦だ。

レースウィークを迎えた7月25日、レイ、ハスラム、そして監督を務めるギム・ロダが鈴鹿8耐に向けて語った。

計時予選でヤマハに次ぐ2位

計時予選2番手のKawasaki Racing Team
ヤマハは中須賀克行、ホンダは高橋巧が中心となってそれぞれのマシンを作り上げてきた。3人がSBKライダーであるKawasaki Racing Team Suzuka 8Hは、ハスラムが中心となって鈴鹿8耐を戦うカワサキ「Ninja ZX-10RR」を仕上げてきたという。

レイはその印象について「昨年からのベースがあり、数か月前にも鈴鹿でテストをしている。僕とレオンのライディングスタイルはとても似ているんだ」と語った。

「バイクが新しいから、まだセッティングをやっている途中。走行の時間は十分ではないかもしれないけれど、すでにいいセットではあると思う」

レイがそう語るように、Kawasaki Racing Team Suzuka 8Hは金曜の計時予選でレイ、ハスラム、ラズガットリオグルの3人それぞれが2分6秒台のタイムをマーク。平均タイムは暫定結果で2分6秒633で、トップに立ったYAMAHA FACTORY RACING TEAMからアベレージタイムで0.014秒差の2番手につけた。

およそ同じ、しかもライバルに並ぶ速さを持つ3人のライダー。彼らが決勝レースで安定して走り切ることができるのならば、鈴鹿8耐を戦うチームとしてはこれ以上ない強さがあると言えるのではないだろうか。

レイ転倒も「8時間を走り切る」


計時予選のトップ10チームでポールポジションを争う、土曜のトップ10トライアルについては、取材時点ではその目標について「ポールポジション(が目標)」と言うハスラムに対し、レイは「トップ10トライアルはとても重要というわけではない。8時間を走り切ることがとても大事なんだ。予選についてはあまり大事だとは思っていないよ」と語っている。レイはその言葉を口にしていないが、あくまでも目標は優勝なのだということだろう。

ちなみにレースの戦略についてロダ監督は取材時、「今まさに練っているところ」だと言い、目標周回数についても「それは言えないですねえ」と述べていた。

計時予選ですでに十分な速さを見せるKawasaki Racing Team Suzuka 8H。2018年の鈴鹿8耐では、ウエット路面でのセーフティカー走行中、レイが転倒。そこから挽回して3位表彰台を獲得している。2019年、速さのそろった3人のSBKライダーは、どのような戦いを見せるだろうか。

《伊藤英里》

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