いすゞでは、CO2削減など環境対応技術について、Well to Wheelと「トンキロ」を重視した戦略をとっている。商用トラック・バスの場合、積載量と走行距離あたりのCO2排出量で考えると、(大量の荷物を運び、長距離を走る)大型車のほうが小型トラックより環境性能は高くなる。この考え方で、当面のEV戦略は小型トラック(GVW:4.5トンクラス)をターゲットとしている。中型(GVW:14.5トンクラス)以上はまだディーゼルのほうがトンキロによるCO2排出量が少ない。つまりEV化のメリットが少ないという考え方だ。