気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2017年9月6日付
●ゆうパック平均12%値上げ、個人向け、来年3月から(読売・1面)
●名物バイクよ、さらば、モンキー、マグザム、20車種以上、9月から排ガス規制強化(読売・8面)
●「葛飾」ナンバー導入検討(読売・25面)
●JR停電変電所でミス、首都圏4万人影響(読売・29面)
●空港入り口爆発物検査、テロ対策、検知ゲートなど想定、国交省、来年度に実証実験(朝日・1面)
●訪日客レンタカー事故増、ビッグデータで防止策、国交省(毎日・6面)
●エッソ、モービル、ゼネラル、ENEOSに統一(毎日・7面)
●ホンダジェット上昇気流、参入2年小型機シェア世界一(毎日・24面)
●直球緩球、横浜ゴム・山石昌孝社長、付加価値高いタイヤ強化(産経・11面)
●日航機出火、エンジン内の部品欠陥、鳥衝突を否定(東京・1面)
●トヨタ車運搬LNG船で、郵船など、2000億円投じ20隻(日経・1面)
●自動車総連会長に高島氏、日産労連会長(日経・14面)
●スズキ「スイフト」スポーツモデルに新型、月内投入、車体1割軽く(日経・15面)
●ケーヒン、コスト3割減、部品製造、電動化向け対応(日経・17面)
ひとくちコメント
9月からの排ガス規制の強化に伴い、二輪車メーカーが基準に満たないバイクの生産を相次いで打ち切ったという。
きょうの読売が経済面で「名物バイクよ、さらば」などと取り上げている。それによると、8月末で生産終了となったバイクは、20車種以上に達し、この中には、ホンダの原付きバイク『モンキー』や『リトルカブ』、ヤマハ発動機のビッグスクーター『マグザム』や『マジェスティ』。さらに、川崎重工業のスポーツモデル『エストレヤ』などの人気車種も含まれているそうだ。
9月から強化された新たな排ガス規制では、9月から生産するバイクには排ガスに含まれる一酸化炭素や窒素酸化物などを大幅に減らすことが義務けられた。例えば、排気量50cc以下の原付きバイクの場合、1kmの走行で出る窒素酸化物を従来の半分以下となる0.7g以下にする必要があるという。
二輪車市場が低迷しているのに加え、各社とも基準を満たす改良にはコストがかさみ、経営面では“お荷物”になるため、「選択と集中」で生産を打ち切らざるを得なかったようだ。