豊田合成も“トヨタ離れ”、保有株を売却、比率4割超から2割に半減へ[新聞ウォッチ]

豊田合成(ジャパンモビリティショー2025)
  • 豊田合成(ジャパンモビリティショー2025)
  • 豊田合成のトヨタ・クラウンセダンFCEV向け高圧水素タンク(参考画像)

幅広い顧客との取引を強化するためにグループ内の持ち合い株などの縮減を進めているトヨタグループだが、こうした中、トヨタ自動車はメインバンクの三井住友銀行とともに、豊田合成の自己株を除く発行済み株式数の23.4%にあたる株式を売却するという。豊田合成が発表したもので、きょうの日経などが取り上げている。

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それによると、豊田合成株の売却時期は12月上旬を予定し、その際に売り出し価格を決めるという。需給動向に応じた追加売り出し(オーバーアロットメント)を含めれば最大1284億円となるとみられる。

豊田合成株は9月末時点でトヨタが43.58%、三井住友銀が3.30%を保有。一連の売却が計画通りに済んだ場合、三井住友銀の保有比率はゼロになるほか、保有比率が4割超えるトヨタ自動車も20%まで下がることになるようだ。

豊田合成は市場への影響を緩和するため、500億円を上限とする自社株買いも発表。「取得期間は2026年1月上旬から1年間で、トヨタなどによる売り出しの日程が決まれば正式に定まる」(日経)とも伝えている。

2025年11月21日付

●対日圧力経済に影、インバウンド冷や水、レアアース規制焦点 (読売・3面)

●経済対策21.3兆円、補正やガソリン減税、きょう閣議決定(産経・2面)

●トヨタ、豊田合成株を売却(産経・10面)

●おいしく食べて、三陸・常磐応援、スバル,社食でフェア(産経・21面)

●財政悪化市場警戒、長期金利一時1.85%、円安進み一時157円後半 (東京・3面)

●鴻海とのEV合弁解消へ、タイ石油公社、国内競争激化踏まえ (日経・13面)

●搬送ロボに全固体電池、マクセル、高耐久でコスト減、産業機器の運用効率化、30年度以降増産 (日経・15面)

●ポルシェ、新EVに反転託す、PHVなどと併売戦略、中国市場に的(日経・15面)

●メキシコ工場生産再開、ホンダ、半導体調達にめど (日経・15面)

《福田俊之》

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