三菱自動車は2月18日、『デリカ』などのターン/ライトスイッチに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、三菱『デリカ』『アウトランダー』『ギャラン』『ランサーエボリューション』『パジェロ』『アイ』『i-MiEV』『ミニキャブ-MiEV』『EV-エブリイ』9車種で、2005年9月22日から2014年10月1日に製造された37万1518台。また、車両は特定できないが、2005年11月1日から2014年9月24日に交換修理部品として出荷された745個も対象となる。
ターン/ライトスイッチが取付剛性不足のため、スイッチ操作によりコネクターの端子が摩耗し、その摩耗屑が酸化して絶縁物が生成されるものがある。そのため、そのまま使用を続けると、絶縁物が端子の間にかみ込み、導通不良となり、ヘッドライトや車幅灯、フォグランプ、テールランプ、ナンバープレートランプ、ウインカーなどがつかなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両、コネクター端子部(二箇所)にグリースを塗布する。
不具合は53件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。