米国の自動車大手、フォードモーターは11月20日、米国で開催中のロサンゼルスモーターショー13において、フォード『マスタング』の『ニード・フォー・スピード』(『Need for Speed』)バージョンを初公開した。
同車は、米国を中心に人気の高いレースゲーム、『ニード・フォー・スピード』の映画版、『ニード・フォー・スピード・ライバルズ』に、実際に起用されたマスタング。この作品は、米国の映画会社のドリームワークスが、エレクトロニック アーツのレースゲーム、『ニード・フォー・スピード』の映画化権を獲得したことで実現するもの。映画は2014年3月、全米で公開される予定。
このマスタング、映画用に特別なカスタマイズが施されたワンオフモデル。ボンネットの大型エアインテークの下には、V型8気筒スーパーチャージャーエンジンを搭載。最大出力は900psというパワフルさだ。
また、迫力を増したワイドボディには、22インチサイズの大径ホイール&タイヤが収まる。エアロダイナミクス性能も引き上げられており、フロントリップスポイラー、リアスポイラー、ディフューザーなどが組み込まれた。
ボンネットからルーフ、リアへと続く2本のレーシングストライプも装備。フロントバンパーは開口部を大きく取り、エンジンの冷却性を向上。その両サイドには、ブレーキ冷却用のダクトが設けられている。