ホンダは「ロサンゼルスモーターショー2025」において、SUV『パイロット』の改良新型を発表した。SNSでは、「スポーティ&タフなデザイン」「サイズの制約が無いとデザイン自由度が高いという好例」など、注目が集まっている。
『CR-V』の上に位置するファミリー向けSUVとして人気のパイロットに、内外装の大幅なアップデートを実施している。
最も注目すべき変更点は、全車に標準装備される12.3インチタッチスクリーンだ。従来モデルより37%大型化され、最新のHMIソフトウェアによりスムーズな操作を実現している。また、10.2インチデジタルインストルメントクラスターも43%大型化され、視認性が向上した。
ホンダ・パイロット 改良新型接続機能も大幅に強化されている。ワイヤレスApple CarPlayとAndroid Auto、Google built-in、5G Wi-Fiホットスポット機能が全車標準装備となった。新しいHMIソフトウェアは、シンプルなナビゲーション構造を採用し、画面左側に3つのユーザー定義ショートカットを配置している。
エクステリアデザインでは、より大型のグリルと強調されたフロント・リアスカッフプレートを採用し、アドベンチャー志向のデザインに進化した。スポーツとEX-Lグレードには新しいブラックグリルを、ツーリング、エリート、ブラックエディションにはグロスブラックグリルを装備している。
快適性の向上も図られている。新しいセミテンパードドアガラス、ドアインシュレーター、フードインシュレーターなどの遮音技術により、エンジン音、ロードノイズ、風切り音を低減した。ツーリングとエリートグレードには、さらなる静粛性向上のため密閉型フェンダーライナーを追加している。
ホンダ・パイロット 改良新型
内装では、ツーリンググレードにハイコントラストシートアクセントとドアパネルステッチング、新しいブラウンレザーインテリアを設定した。エリートとブラックエディションには、ダイヤモンドキルトのウルトラスエードシートアクセントとハイコントラストドアパネルステッチングを採用している。
安全装備では、360度サラウンドビューカメラがツーリンググレードにも標準装備された。従来はEX-L以上のグレードに設定されていたパワーテールゲートも、全グレードで標準装備となっている。
X(旧Twitter)では、「HONDAパイロットカッコいいじゃん」「スポーティ&タフなデザイン」「サイズの制約が無いとデザイン自由度が高いという好例」など、高評価の声が集まっている。
このほかにも、「室内空間と静粛性が優れてる」といった機能性にも注目するコメントが見られた。
改良新型パイロットは、12月から米国の販売店への配車が開始される予定だ。










