【ロサンゼルスモーターショー13】スバル WRX 新型、全面進化…2.0「DIT」ターボ搭載

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新型スバル WRX
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スバル(富士重工)は11月20日(日本時間11月21日未明)、米国で開催中のロサンゼルスモーターショー13において、新型『WRX』をワールドプレミアした。詳細なスペックも明らかにされている。

新型WRXの商品コンセプトは、「Pure Power in Your Control」。優れた環境性能を併せ持つ直噴2.0リットル水平対向ガソリンターボ「DIT」の強烈なパワーを、徹底的に剛性を高めたボディとシャシーで受け止め、ドライバーにハイパワー車を意のままに操る喜びを提供することを目指す。

新型WRXは、『インプレッサ』の4ドアセダン、『インプレッサG4』のボディがベース。ただし、グリルやヘッドライト、バンパー、サイドスカートなどのデザインは専用となる。また、ボンネットには、歴代WRXのシンボルであるエアスクープを装備。大径タイヤを収めるために、拡幅されたフェンダーも、インプレッサG4とは異なる専用設計とした。

新型のボディサイズは、全長4595×1795×1475mm、ホイールベースは2650mm。インプレッサG4(全長4580×1740×1465mm、ホイールベース2645mm)に対して、新型WRXは15mm長く、55mmワイド、10mm背が高い。ホイールベースもプラス5mm。

新型WRXには、「DIT」と呼ばれる直噴2.0リットル水平対向4気筒ガソリンターボエンジンを搭載。米国仕様の場合、最大出力268ps/5600rpm、最大トルク35.7kgm/2000-5200rpmを引き出す。この数値は、米国仕様の現行WRXが積む2.5リットル水平対向4気筒ガソリンターボ(最大出力265ps、最大トルク33.7kgm)に対して、排気量を500cc縮小しながら、3ps、2kgmの性能向上にあたる。

また、トランスミッションは6速MTと「スポーツリニアトロニック」と呼ばれるCVT。水平対向直噴ターボ「DIT」エンジンとMTの組み合わせは初となる。従来の5速MTに対し、ギヤ比やシフトレバー比を最適化することにより、WRXのスポーティな特性に適した走行性、シフト操作性を実現。レシオカバレージをワイド化し、エンジン回転数を低く保つことで燃費性能と高速走行時の静粛性を向上させた。CVTは、従来の高トルク対応「リニアトロニック」に対して、大幅に変速レスポンスを向上し、よりスポーティな走りを実現するスポーツリニアトロニックとした。

ボディとサスペンションに関しては、各部の剛性を高め、サスペンションジオメトリーの最適化を図った。ドライバーのステアリング操作への車両の反応を素早くするとともに、コーナリングの限界性能を向上。これに加え、マルチモードVDC、アクティブトルクベクタリングの採用により、意のままに操る楽しさをさらに引き上げている。

また、徹底的な走り込みによるサスペンションチューニングを実施し、フラットで快適な質感の高い乗り心地を追求。電動パワーステアリングを採用し、燃費性能を向上するとともに、ステアリングギヤボックスの取り付け剛性を高め、ダイレクトな操舵フィーリングも提供している。

《森脇稔》

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