スバルテクニカインターナショナル(STI)は、限定300台のコンプリートカー『WRX STI tS タイプRA』を7月2日より発売した。
tSシリーズは主に足回りを中心にチューニングを行う。今回は軽量車体にボールベアリングターボやウォータースプレー付インタークーラーを搭載する『スペックC』をベースにした。
STIはニュルブルクリンク24時間耐久レースに参戦して5年目。レースについて商品開発部 マーケティンググループ担当部長 森宏志氏は、「独自にニュル24時間レースに車を作ってチームを編成して参戦しています。ニュルブルクリンクは非常にアップダウンが激しくて雨も降りやすく、安定して早く走れなければ勝てない」と語る。
そしてSTIのコンプリートカーの開発にあたり、「STIコンプリートのテクノロジーがレーシングフィールドでも通用することを実証するためチャレンジをしつつ、量産車とレーシングカーは同じチームが開発して同じパーツを使ってチャレンジして行く。今回のtS タイプRAにもニュルで培った技術が一部入っています」とした。